ダーリンはフランス人、道産子奮闘記。

結婚して初めてのフランス移住。これから起こるであろう様々な出来事を綴っていきたいと思います。

フランス生活2か月を迎えて…

時が経つのは早し…


家族や愛犬に見送られて、日本を旅立ったあの日から、2か月と1週間が経ちます。。。


この2か月、何か成長できたかな?一番不安に思っていたフランス語は、まだまだ片言でしか話せないし。


今日、旦那の両親にはうまくなったね!と言ってもらえたけれど、


もちろん、たった2か月で話せるようになんて、、、そんなスーパーヒューマンなんてこの世の中にはいないのはわかっています。


そう考えると、母国語じゃない人が、現地の言葉をある程度話せるという事は、その人がこれまでに相当努力してきたんじゃないかなと思います。


私自身、フランス語の前は、英語を勉強していて、24歳からは夢だったロンドンでの生活も経験しました。ロンドンに発つ前に、12年以上勉強していたので、ある程度は話せるようになっていましたが、中学から高校の6年間、そして卒業してからの6年間は、会社に勤めながら独学で…と少しずつ勉強してきたのです。


しかし、フランス語はというと、本格的に勉強し始めたのは出発前の1ヶ月ほどでした。

フランス人の彼と出会ってから、ロンドンでの2年間を遠距離で過ごし、日本に帰国の際には、彼が日本ビザを取り、札幌で一緒に暮らし1年。次は…どうしようか?と、考えて決めたのが結婚でした。やっぱり異国籍カップルだと、どうしてもビザの期限で人生の決断を求められることは多いと思います。私も、彼の事を信じていましたし、これからの人生も一緒にいたいと思える相手だったので、彼のビザが切れる1ヶ月ほど前に日本で結婚したのです。


結婚してからというもの、フランスと日本を通しての手続きが本当に大変でした。
やっと結婚と認められたら、次は私のビザ手続きで…


今まで英語を勉強してきたのに、いきなりフランス語の国で生活する事になるなんて?!
そして、それが何年後ではなく、数か月先の話で…


もう毎日が「当たって砕けろ!」な精神だと思います。言葉が通じないのが、こんな惨めで切ないものなんだと実感する日々です。
だからと言って、そんな悲観にくれるのも私らしくないので、「当たって砕けろ!」です。


分からなければ、耳を傾ける努力をすれば良い。間違っても良いから、身振り手振りを交えながら話してみよう!旦那の友人と会うときは、快活に挨拶してコミュニケーションを図る努力をしますが、一度会話が盛り上がってくると、本当に何を話しているのか理解できません。


少しでもわかれば、相槌を打ったり、質問したりできるのですが、まだそれを聞き取ることができないのです。


そして、それはフランス語を勉強して間もないから、どうしようもない事であって、逃れようがない現実なのです。そんな切ない気持ちになるたびに、「あぁ…もっと言葉が理解できれば良いのにな」と思いながら、家路に着きます。


思えば、ロンドンに行く前は、英語習得に十分な時間がありました。
フランス語の場合は、全くゼロからのスタートです。


そんな私ゆえ、これからの生活上、言葉なんて沢山間違うだろうし、バカにされることや、時には涙を流すことだってあるでしょう。でも、それを恐れていたら、言葉なんて身に付かないのです。どんな事があろうと、話さなければいけないし、理解できるようになってくると、いつの間にか悩んでた日々も忘れられる日が来ると思います。


数か月後、何年後かでも、楽しく話せるようになっている自分を想像しながら、今は折れない心で前に進み続けよう。